日本の使命
脈々と受け継がれてきた伝統文化とは何か
日本の真髄を知る
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光のしずくが漆藝家 高名秀人光先生ご夫妻とご縁を頂いたのが2023年1月
光のしずくにて毎月開催されている木南一志先生のお講座
「美しき日本復興チャンネル」ご参加にてのこと
その一年後に起きた2024年1月1日の能登半島地震
甚大な被害に見舞われた地域の復興は遅々として進んでいない
全国各地の善意の方々によって また
光のしずくでも木南先生の全身全霊の支援により
呼応するよに広がる善意の輪
民間主導にて少しずつ少しずつ前に進んでいる
能登半島で起きたことは、単に一地域の問題ではない
実は、日本の根幹に関わる大事である
欧州で憧れと尊敬をもって受け入れられている「漆器」
残念ながら日本では忘れられようとしている
想像を絶する厳しい修行を経ても守り続けるのは何故か
日本人であるならば知って頂きたい大切なこと
日本の真髄に触れ日本に生まれた使命を知る
本当に生きるとはなにか
大地の呼び声が皆さまに届きますように
人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに
森信三先生
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高名秀光人(ひでみつ)先生
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作品 湧立つ
光陰矢の如し、昭和31年(1956)輪島に生を受けて、16歳の年に漆芸の世界に導かれて半世紀が過ぎようとしています。住み込みの徒弟制度による6年間の弟子修行を終えた後、石川県輪島漆芸技術研修所にてさらに学ばせていただき、多くの先生方や先輩方に導かれるように毎年春には工芸展(工芸美術・日工会展)秋には日本美術展(日展)へ出品という公募展の世界に踏み入れて歳月が流れてゆきました。これまで創作してまいりました作品を眺めておりますと、その時々に曲がり道を歩んでまいりました紆余曲折という言葉が浮かんでまいります。
2020年、世界中を震撼させた新型コロナ感染症ですが、6月に予定していました第30回日工会展は中止となり、これまでの自分をみつめる原点回帰の時間をいただくこととなり、やがて秋の展覧会(改組新第7回日展・国立新美術館)へ向けて全力集中することとなりました。
これまでの作品は輪島の海をベースにして創造してまいりましたその時々の心象風景ですが、テーマは『命漲る海』、金や銀、白金、錫などの鉱物や鮑の貝など自然から生まれた工芸素材を用いて、海底から湧き漲る魚群の生命力を表現した漆芸作品は、漆黒の世界から生まれる母なる海のいのちの神秘、鼓動や躍動を表現してまいりました。赤い嘴で海を突くと海の中に色が生まれたといわれる神秘な魚「サヨリ」の神話を知って以来、すっかりライフワークとなりました。魚影に光りが降り注がれる様を表現した2020年の日展作品は『遮光の海』としました。2021年『光の海 波の音』会員出品、2022年『奏でる』審査員出品は、各地を巡回展させていただきました。2023年、『潮騒』は、濃いブルーのストライプを背景に魚の群れを描いてみました。
2024年元旦、穏やかな夕刻午後4時10分、家が壊れるのではないかと思う突然の大きな揺れに遭遇しましたが、自宅兼工房は、屋根瓦が落ちて壁や家財道具が壊れましたが、家族は無事で、ようやくライフラインも復旧した9月21日に奥能登一帯に豪雨災害に見舞われましたが、大きな被害もなく自宅で生活し、創作活動を続けています。
悠久の時を超えて現代に自生する自然の恵み、漆の力は、逞しさ、力強さ、しなやかさ、やさしさ、美しさを表現する天然素材として新たな創造の世界へと誘われてまいりたいと願い、震災から一年が過ぎて大自然への畏敬の念と生きとし生けるすべてのものへ感謝の想いをさらに深めています。
2025年1月
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